日本禁煙学会

日本禁煙学会が行なっている活動内容や事業内容について纏めております。

電子たばこ

禁煙に必要な期間と大体の成功率

診察券とお薬手帳煙草は、身体に悪いということが分かっていても止めるのは非常に難しいと考えられています。これは、ニコチンの作用によるものであり、嗜好品ではなく依存性薬物として認識されつつあります。ニコチンを補給するとドーパミンが放出されるので、非常に良い気分になるのですが、不足すると逆にノルアドレナリンという不快物質が分泌されます。つまり、ニコチンを常に補給しなくてはならない状態になるということです。

ただし、現在では禁煙をスムーズに成功させるための治療薬が開発されています。具体的にはニコチンを補給しなくても大丈夫な状態にするという内容で、強い渇望感に見舞われることもありません。既に、厚生労働省に承認されており、禁煙外来を用意している医療機関で購入できます。

禁煙外来では、12週間という期間を基本としています。ニコチンは3日程度で体外に排出されるので、これ以降はかなり楽になります。しかし、これにより自信をつけて独りでやるのは危険です。医師のアドバイスや薬の処方が受けられなくなるので、失敗する確率が高くなります。

なお、初回の治療を受けただけで中断した人の成功率はわずか6.5パーセントですが、基本となる期間の12週間最後まで受診した場合の成功率は49.1と飛躍的に高くなります。このデータは、平成21年度のニコチン依存症管理料算定保健医療機関における禁煙成功率の実態調査によるものです。

このように、禁煙は期間をかけて行うことが成功率を高くするコツです。最先端の治療をもってしても、半数に満たない成功率であることが難しさを物語っています。煙草は長い間我慢していても油断して一本でも吸ってしまうと元の木阿弥となるので、油断しないように慎重に行わなくてはなりません。